楽すぎる設備警備員は座ってるだけ?何もしないから10キロ太った実話

警備員って聞くだけで辛そうですよね?

 

炎天下の中汗だくになって交通誘導している姿を見ると、快適な事務所で働いている自分はもっと頑張らないとと考えさせられます。

 

今回紹介するのは楽すぎる設備警備のお話。

 

警備員にも色々種類があって、特にこの設備警備は超絶楽できると話題の職業。

 

設備警備員が楽な理由は座って監視モニターを見るだけ

現在40代で普通の会社員をやってる小西と申します。

 

私は大学を卒業してからジョブホッパーで何回も転職を繰り返してきましたが、その中でダントツ楽だったのがビルに常駐している設備警備。

 

皆さんも設備警備員を一度は目にしたことがあると思いますが、ビルやテナント、街の大型商業施設で立ってる警備員がそうです。

 

傍から見ると「あの人なんでずっと突っ立ってるんだろう?」と不思議に思うかもしれませんが、まさに直立不動で突っ立ってるのが警備員のお仕事。

 

ビルのエントランスで直立不動に立っている設備警備員は、体力的に結構辛いですが、私が経験した設備警備は監視モニターが並んだ部屋でずっとモニターを眺めているだけの楽さ加減。

 

モニターを見ること以外とにかく何もやることがない。

 

炎天下の下汗まみれになって交通誘導している系の警備員には申し訳ないのですが、一年中温度管理が行き届いた環境下で絶対汗をかくこともなくボーっとモニターを眺めるだけ。

 

モニターで不審者を探しているんですか?って聞かれることがありますが、いいえ違います。

 

私たちは今日もご安全に異常なしがモットーです。

 

つまり不審者を探してはいけませんし、刑事ドラマのようにトラブルに首を突っ込んではいけないのです。

楽すぎる設備警備員は心身ともに楽な仕事で拍子抜けした

楽すぎる設備警備員は心身ともに楽でした。

 

勤務中に数回巡回業務がありますが、基本的に座ってモニターを眺めているだけですし、多少制服が窮屈に感じるかもしれませんが慣れればどうってことありません。

 

もちろん職場の人間関係も多少はあってウザいですが、コツさえ掴んでしまえば後は楽勝です!

 

実際、シフト勤務中に不審者に遭遇する確率は1%もありませんし、ビルや商業施設に出入りする業者も99%顔見知り。

 

特にこの警備業界は「ホウ・レン・ソウ」を徹底しているので、自分で勝手に判断するとメチャメチャ怒られます。

 

ですから、不審者を見てしまっても上司に報告の上指示を待つだけなので、警棒片手に格闘する危険性もありません。

 

上司から言われたことをやっていればいいので、お客さんつまりビルのオーナーや従業員に頼まれごとをしたとしても上司の指示がない限り断り続けるしかありません。

 

お客さんにしてみれば、設備警備員は暇そうだから些細な頼み事ぐらい聞いてくれてもいいじゃん!って言うんですが、私たちは勤務終了後に「異常はありませんでした」と報告するのが仕事です。

 

親切心から予定外の仕事を勝手に請け負って、上司に怒鳴れら辞めていった同僚も何人かいるぐらい。

 

決められたタスク以外は全て異常とみなされるので、そういう事態に陥って下手に上司を刺激してしまうと後で厄介ですから、私は何か頼まれても知らぬ存ぜぬで通すしかありません。

 

心の中では「すみません、すみません」と謝っていましたが…そういう後ろめたさも3か月もすれば慣れてしまいます。

楽すぎる設備警備員がもらえた年収はボーナス込400万円

楽すぎる設備警備員の仕事でもらえた年収はボーナス込みで400万円。

 

シフト勤務中のほとんどを監視モニターの前で過ごすこの仕事は、快適以外の何物でもありませんが、普通の会社員のように長年勤めたお疲れ様給的な部分は付かないのがイタいところ。

 

ゴマすりが上手くて上司に媚びへつらうことができれば、警備員としてではなく本部の幹部に抜擢される場合もあります。

 

でもこの業界そういう上手いことやる人間ではなく、どちらかと言えば不器用なオッサンばっかりですし、警備員本来の仕事である不審者の確保で手柄を上げたから昇進した、給料が上がったって話はドラマの中だけ。

 

だから同じ階級であればどこの職場に行っても、みんな同じなんですよね。

 

この業界でとにかく気を付けることはミスをしないこと、これに尽きます。

 

遅刻や「ホウ・レン・ソウ」忘れは社会人として恥ずべきですが、警備業界の査定は減点方式。

 

正義感から不審者でない不審者を捕まえちゃったとか、大きなミスを犯すと昇進が遅れたり、ボーナスそのものがなくなったりします。

 

部下のミスは部下のミス、上司のミスは下っ端のミスって、ちょっと体育会系的なところがあり、一度犯したミスを取り返すチャンスもありません。

 

こんな背景があるため、警備員はこぞって手柄を立てようと奮闘することもありませんし、ガッツリ上司をよいしょして上に上がっていくガッツがある人も少ないのです。

 

言われたことだけをただひたすらこなすだけの仕事なので昇給も見込めず、警備員の給料だけで一生家族を養っていけるかと言われると疑問しか残りません。

 

結局私がこの超絶楽すぎる設備警備員を辞めたのも、将来の不安から。

 

もちろん、生涯独身で家庭を持つつもりもない人であれば気楽に警備員を続けていても問題ありませんが、子供が成長して大学に行きたいとか言った日には給料だけで費用を捻出できないのは目に見えています。

 

ただ現在の仕事は、転職に失敗して設備警備員時代よりも下がってしまったので、辞めるんじゃんなかったかなぁって何度か後悔しました。

楽すぎる設備警備員は運動不足で病気になる可能性あり

先ほど、楽すぎる設備警備員を辞めた理由を話しましたが、結局退職した理由はもうひとつあります。

 

普通の会社員以上に運動不足に陥る設備警備員の仕事で、体調を崩してしまったから。

 

ずっと座って監視モニターを眺める仕事なので、ヘルニアになってし悪いことに糖尿病にもなりかけました。

 

大学の時は運動部に所属して体力には自信があった私ですが、自分が思っている以上に座っているだけの仕事が答えたようです。

 

あまりに動かなさすぎて知らないうちに体力が低下して、腰に負担がかかっていたようです。

 

振り返ると、同僚たちは腰痛持ちで悪化すると休職してしまう若手の同僚も多かったように記憶しています。

 

競馬やパチンコ以外趣味がないオッサンばかりの職場です。

 

楽しみと言えば、食べることと女を抱くことぐらい。

 

ロクに運動もしないのに、菓子類を持ち寄っては休憩室でギャンブルの勝ち負けや、どこそこの風俗嬢が良かったって与太話です。

 

まぁ、このコミュニケーションのお陰で、職場が円滑に回っていたのは否めませんが…。

 

ドラマの中の警備員に憧れてこの業界にやってくる転職者は後を絶ちませんが、運動しなさすぎて私のように体を壊さないようお願いします。

楽な設備警備員は座ってるだけで何もしない仕事だった

最後に要点をまとめておきます。

  • 設備警備んは座って監視モニターを見るだけの簡単な仕事
  • 設備警備員は体力も不要で心身ともに楽な仕事だった
  • 楽すぎる設備警備員がもらえた年収はボーナス込400万円
  • 設備警備員は想像以上に動かないので運動不足になる

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