楽すぎる介護職を見つけたよ!夜勤帯特にが暇な職場で天国だった話
介護職って3Kの代表格みたいな職業ですよね?
基本給が低いうえに老人方の下の世話までしなければならない介護職は、好きな人間でないとできません。
ホスピタリティ精神っていうんですかね?
でも介護職として何にもしない職場もあるって私が言ったら、あなたは信じてくれるんでしょうか?
介護職が楽すぎた理由は要介護度が低い老人ホームだから
こんにちわ!
某介護事業所で働いている美智子40歳。
私はこれまで介護福祉士として様々な事業所を渡り歩いてきましたが、ダントツに楽だった職場があるので皆さんに紹介しておきます。
ズバリ!有料老人ホームの夜勤職は何もすることがなく超絶楽。
元々特別養護老人ホームで勤務していた私ですが、辞令が下りて出来たばかりの高級有料老人ホームに転勤。
そこは正に元代議士や元経営者ばかりが集う老人ホームで、どちらかといえば要介護度が低い方ばかりで、私たちの主たる仕事である夜間の排泄介助もなければ辛い体位交換もありません。
もちろん、緊急コールが鳴ることも稀で19時頃にはみなさん夕食を終えて自宅へ戻って行かれる。
そこから永遠と、待機・待機・待機のなが~い夜勤帯が始まるのですが、仕事と言えば2時間に1度フロア全体を見回りするだけ。
たまに緊急コールが鳴ったかと思えば、エアコンの温度調節が分からないとか、ただ話を聞いてほしい系の軽い依頼ばかり。
後は食堂の後片付けを相棒として、日報をつらつらと書く程度の仕事量です。
介護福祉士を名乗っておきながら、介護という介護をすることなく、ただただ朝まで待機の仕事。
経営者の人に申し訳ないような気もしながら、どうやって暇をつぶすかを毎回考えるのが逆にしんどかったですね。
楽すぎる介護職のお仕事は心身ともに楽で笑ってしまった
ちょっと高級な有料老人ホームでの介護の仕事は心身ともに楽でしたね。
以前勤務していた特別養護老人ホームは夜間徘徊者の捜索や、何人もの排泄介助をしなければならず、「夜勤職ってヤだなぁ」って思うほど辛い職場。
一方この職場では、自立してご自宅で過ごす方が9割方いらっしゃったので、特に難しい訴えや排泄介助もなく皆さん夜はキチンと寝てくれる方ばかり。
何もしなくてよかったですし、何より急なトラブルや転倒のリスクも皆無で、自分の夜勤帯シフトに何か起こったらどうしよう的な不安もありません。
何度か呼ばれたのは、着替えを手伝ってほしいとか、アンメルツを背中に塗ってほしいって毎日訴える人がいる程度で、夜勤職と言いながらもはや警備員状態ですよ?
一緒に勤務していた警備会社の職員さんとも仲良くなって、色々裏話を聞かせてもらったのも面白かったなぁ。
昼間に関しても、皆さん関連会社のデイサービスに出かけているため在館される人の方が少なかったですし、やることと言えばひたすらフロアの掃除・居室の掃除・事務所の掃除と、これはもう掃除の達人になれるんじゃないかなってぐらい掃除に明け暮れました。
何故か私と毎回ペアを組んでいた50代の男性は、暇を通り越して仕事中に何やらパソコンを使って副業してたみたいなんですよね。
こんな私たちの暇っぷりからどれだけ手持ち無沙汰だったか想像付くと思いますが…。
私もその何とかって副業に誘われましたが、流石に勤務中だからと断り続けてました。
怪しいにもほどがありますよね?
楽すぎる介護職がもらえた年収はボーナス込みで300万円
楽すぎる介護職でもらっていた年収は、ボーナス込みで300万円強。
私は当時、前職場の近くで独り暮らしをしていましたが、特に趣味もなく十分収入をもらっていたと自負しています。
何にもしない介護職でしたから…
しかも昼間より断然夜間帯の方が割が良くて楽だったので、元々夜勤専門要員として採用された私はウハウハ状態です。
職場と自宅の往復で使う場面と言えば彼氏とデートする時ぐらいだから、あっという間に500万円近く貯金がたまっちゃって。
仕事量の割にはお給料が良かったのは運営会社がそこそこ大きくて有名な企業だったからで、勤務地がド田舎だったから下手に一般企業に勤めるよりたくさんもらっていた感がありました。
さすがに副業は私のモラルが許しませんでしたが、図書館で借りた本を読んだり時には試験勉強をして暇をつぶしていたので、これだけの年収をもらっていいものか申し訳ない気持ちはずっとありましたね。
ただ、同僚の中には結婚して妻子を養っている方もいらゃって彼らが言うにはやはり「この年収ではキツい」ということでした。
夜勤に入れば次元を超えて年収が跳ね上がるので金欠組はこぞって夜勤シフトの取り合いをしていましたね。
別の事業所に行けば、夜勤は絶対嫌だから昼間にしてくれ!!って光景が繰り広げられているのに…事業所が違うだけでこうも違うのかと思いました。
正直、特別養護老人ホームでは忙しくてホッと一息つく間もなかったので、この甘い汁をずっと吸ってるとダメ人間になってしまいそうで怖かったですね。
楽すぎる介護職になると真面目に働く気が起きない
人生甘くありませんよね?
こんな天国がずっと続くならと淡い期待を寄せていた私は、翌年の異動で別のデイサービスに転勤。
どうやら高級老人ホームがあまりにも暇ということが上層部にバレて、職員の多くが忙しい職場に異動となったのです。
私は再び忙しい毎日を送るハメに陥ったのですが、地獄から天国ならまだしも天国から地獄に行った気分なので仕事に対する意欲が全然湧きません。
しかも楽な仕事で心身ともに慣れてしまった私は、以前は全く苦痛でなかった排泄コールや緊急コールにいちいち腹を立てるようになっていました。
かといって転職までして楽そうな老人ホームに行く勇気もなく現在に至ります。
もしあなたが生涯楽して介護のお仕事を続けたいのであれば、要介護度が低い有料老人ホーム一点狙いで転職することをおすすめします。
多少職場の人間関係はあるでしょうが仕事そのものが楽なので、我慢してください。
人間誰しもいい給料をもらって楽できるサボり癖が付いたら、仕事に対する情熱が薄れていくので、そこだけは気を付けてくださいね。
楽な仕事を経験して逆に辛かった体験談でした。
楽すぎる介護職は夜勤帯特にが暇な職場だった話まとめ
最後に要点をまとめておきます。
- 介護職が楽すぎた理由は要介護度が低い老人ホーム
- 介護職は心身ともに楽で笑えるほど暇な職場だった
- 楽すぎる介護職がもらえた年収はボーナス込300万円
- 楽な介護職に就いてしまうと真面目に働く気が起きない